MidjourneyのVary Region機能を使った部分修正テクニックを詳しく解説。基本的な使い方から応用テクニック、よくあるエラーの解決方法まで、初心者でもプロ級の画像編集ができるようになる実践的なガイドです。具体例とコツを豊富に紹介し、あなたの画像生成スキルを次のレベルに引き上げます。
画像の一部だけを変えたい!そんな時の救世主
Midjourneyで理想的な画像を生成したものの、「この部分だけちょっと変えたい」と思ったことはありませんか?全体は完璧なのに、人物の表情だけ、背景の一部だけ、オブジェクトの色だけを調整したい場面は非常によくあります。
そんな悩みを解決してくれるのがVary Region機能です。この機能を使えば、画像全体を再生成することなく、指定した部分だけを精密に修正できます。従来は画像全体を作り直すしかなかった部分修正が、今では簡単に実現できるようになりました。
この記事では、Vary Regionの基本的な使い方から、プロが実際に使っている高度なテクニックまで、余すことなく解説していきます。

Vary Region機能とは?基礎知識を押さえよう
Vary Regionの基本概念
Vary Region(ベアリー・リージョン)は、Midjourneyの部分修正機能です。この機能を使うことで:
- 画像の指定した範囲だけを再生成
- 元の画像の雰囲気を保ちながら部分的な変更が可能
- 全体のクオリティを維持しつつ細かな調整ができる
- 時間と労力を大幅に節約
従来の方法との違い
従来の方法では、一部を変更するために画像全体を再生成する必要がありました。これには以下の問題がありました:
- 満足していた部分まで変わってしまう
- 何度も生成を繰り返す必要がある
- 時間とクレジットの無駄遣い
- 一貫性のない結果
Vary Regionはこれらの問題を根本的に解決してくれます。
Vary Regionの使い方:ステップバイステップガイド
Step 1: 対象画像の準備
まず、部分修正したい画像を用意します。この時点で重要なのは:
- 修正したい画像をアップスケール(U1-U4ボタン)しておく
- 画像の解像度が十分であることを確認
- 修正したい部分が明確に識別できる状態にする
注意:Vary Regionは4つの候補画像(生成直後の状態)では使用できません。必ずアップスケールした単体の画像で実行してください。
Step 2: Vary Regionボタンをクリック
アップスケールした画像の下に表示される「Vary (Region)」ボタンをクリックします。このボタンが表示されない場合は:
- 画像が正しくアップスケールされているか確認
- ブラウザをリフレッシュしてみる
- しばらく待ってからもう一度確認
Step 3: 修正範囲の選択
ここが最も重要なステップです。画像エディタが開きますので:
- 選択ツールを使って修正したい部分をマスク
- ブラシサイズを適切に調整
- 境界線を丁寧に設定
- 必要に応じて消しゴムツールで微調整
プロのコツ:選択範囲は少し余裕を持たせて設定すると、より自然な仕上がりになります。
Step 4: プロンプトの入力
選択範囲に対する変更指示をプロンプトに入力します:
- 変更したい内容を具体的に記述
- 「change the hair color to blonde」「make the expression happier」など明確な指示
- 元の画像の雰囲気を保ちたい場合は「keeping the same style」などを追加
Step 5: 生成実行と結果確認
「Submit」ボタンをクリックして生成を開始します。通常の生成と同様に、4つの候補が生成されますので、最適なものを選択してください。

実践的な活用例:こんなシーンで威力を発揮
人物の表情変更
ポートレート画像で最もよく使われるテクニックです:
- 「sad expression」→「smiling happily」
- 「eyes closed」→「eyes open looking at camera」
- 「neutral face」→「surprised expression」
実践例:
元画像:ビジネスマンの真面目な表情
選択範囲:顔部分
プロンプト:「cheerful smile, bright eyes, confident expression」
結果:同じ人物の明るい笑顔
髪型・髪色の変更
ファッション関連の画像制作で重宝します:
- 「brunette hair」→「platinum blonde hair」
- 「straight hair」→「curly hair」
- 「short hair」→「long flowing hair」
服装・アクセサリーの修正
- 「blue shirt」→「red dress」
- 「no jewelry」→「gold necklace and earrings」
- 「casual clothes」→「formal business suit」
背景の部分修正
- 「cloudy sky」→「clear blue sky with sunset」
- 「empty street」→「bustling city scene」
- 「indoor setting」→「outdoor garden background」
プロが教える高度なテクニック
段階的修正テクニック
複雑な変更の場合、一度に全てを変えようとせず、段階的に修正を重ねる方法が効果的です:
- 第1段階:大まかな形状や色を変更
- 第2段階:細部のディテールを調整
- 第3段階:最終的な微調整
マスク選択の極意
境界線のぼかし:
- 硬い境界線より少しぼかした方が自然
- 髪の毛などの細かい部分は大まかに選択
- 影の部分も含めて選択すると一体感が出る
選択範囲のサイジング:
- 小さすぎると不自然な継ぎ目が生じる
- 大きすぎると意図しない部分まで変更される
- 変更したい部分の周囲も含めて選択
プロンプト最適化のコツ
具体性と抽象性のバランス:
- 具体的すぎると元画像との整合性が取れない
- 抽象的すぎると思った通りの変更ができない
- 元画像のスタイルを参照するキーワードを含める
効果的なプロンプト構成:
[変更内容] + [スタイル指定] + [品質指定]
例:「blonde wavy hair, same lighting and style, high quality, detailed」

よくあるトラブルと解決方法
問題1: 選択範囲が認識されない
症状:
- マスクを設定したのに全体が変更される
- 選択した部分以外が変更される
解決策:
- 選択範囲をより明確に設定し直す
- ブラシサイズを調整して精密に選択
- エディタを一度閉じて再度開く
問題2: 不自然な継ぎ目が発生
症状:
- 修正部分と元画像の境界が目立つ
- 色調や明度が合わない
解決策:
- 選択範囲を少し広めに取る
- 「seamless blend」「natural transition」をプロンプトに追加
- 「same lighting conditions」で照明の統一を指定
問題3: 期待した結果にならない
症状:
- プロンプト通りの変更がされない
- 元画像の雰囲気が大きく変わってしまう
解決策:
- プロンプトをより具体的に記述
- 「keeping the original style」「maintaining the same mood」を追加
- 複数回生成して最適な結果を選択
効率を上げる時短テクニック
プロンプトテンプレートの活用
よく使う修正パターンをテンプレート化しておくと効率的です:
表情変更用:
[new expression], same person, same lighting, same style, high quality
髪型変更用:
[new hairstyle], same face, same lighting conditions, detailed hair, natural look
服装変更用:
wearing [new clothing], same person, same pose, same background, realistic
ショートカットキーの活用
画像エディタでは以下のショートカットが使用可能です:
- B:ブラシツール
- E:消しゴムツール
- []:ブラシサイズの調整
- Ctrl+Z:元に戻す

応用的な使い方とクリエイティブな活用法
ストーリーテリングでの活用
同じキャラクターの異なる表情や状況を作成:
- 漫画やイラストのコマ制作
- キャラクターの感情表現のバリエーション
- シーン別の衣装変更
商品画像の最適化
ECサイト用の商品画像作成:
- 商品の色違いバリエーション作成
- 背景の季節感調整
- ターゲット層に合わせたスタイリング
建築・インテリアデザイン
- 壁の色や材質の変更
- 家具の配置調整
- 照明や時間帯の変更
最新のアップデートと今後の展望
2026年現在、Vary Region機能は継続的に改善されています:
最新の機能追加
- より精密なマスク選択ツール
- AI支援による自動境界線検出
- プレビュー機能の強化
- 処理速度の向上
今後期待される機能
- 複数領域の同時編集
- テキスト指示によるスマート選択
- 3D空間での部分修正
- 動画への対応拡張
まとめ:Vary Regionで画像生成の可能性を広げよう
MidjourneyのVary Region機能は、画像生成AIの使い方を根本的に変える革新的なツールです。この機能をマスターすることで:
- 創作の自由度が大幅に向上:理想通りの画像を効率的に作成
- 時間とコストの節約:全体を再生成する必要がない
- プロフェッショナルな品質:細部まで拘った高品質な作品制作
- クリエイティブな表現力:従来では困難だった表現が可能
重要なのは、技術的な使い方だけでなく、どの部分をどのように修正すれば最大の効果が得られるかを理解することです。
今回紹介したテクニックを実際に試してみて、あなた自身のワークフローを確立していってください。最初は思うようにいかないかもしれませんが、練習を重ねることで必ず上達します。
画像生成AIについてもっと学びたい、作品を共有したい、仲間と交流したいという方は、ぜひカラスクのDiscordコミュニティにご参加ください!
カラスクとは?
カラスクは、AI artを通じてみんなを笑顔にするDAO化プロジェクトです。「スキマ時間」でWeb3で疲弊することなく、誰でも楽しめて報酬を得られるコミュニティを目指しています。
コミュニティで得られること
- 画像生成AIの最新情報や技術交流
- 作品の共有とフィードバック
- 初心者向けのサポート
- プロンプトのシェア
- コラボレーションの機会
初心者の方も大歓迎です!気軽にご参加ください。