画像生成AIでクオリティの高いイラストを作るためのプロンプト構成を徹底解説。初心者でもすぐに使えるテンプレートと効果的な書き方のコツを紹介します。キャラクター、背景、スタイル指定の基本から応用まで、実践的な例文付きで分かりやすく説明。AIイラスト制作の第一歩を踏み出しましょう。
はじめに
画像生成AIの技術革新により、誰でも簡単に美しいイラストを作成できる時代になりました。しかし、AIに理想の画像を生成させるには、効果的なプロンプト(指示文)の構成が不可欠です。
プロンプトの書き方次第で、同じAIでも全く異なる品質の作品が生まれます。本記事では、初心者でも今すぐ実践できるプロンプト構成の基本ルールとテンプレートを詳しく解説していきます。

プロンプト構成の基本原則
1. 具体性を重視する
AIイラスト生成において最も重要なのは、具体的で明確な指示を与えることです。「美しい女性」よりも「20代の金髪の女性、青い瞳、白いドレス」のように詳細に描写することで、より理想に近い結果を得られます。
2. 優先順位を意識した配置
プロンプトは前方に書かれた要素ほど強く反映される傾向があります。最も重要な要素を冒頭に配置し、細かい調整要素を後方に置くのが基本です。
3. カンマとスペースによる区切り
各要素はカンマで区切り、読みやすさを保つことが重要です。これにより、AIが各要素を適切に認識し、バランス良く画像に反映できます。
プロンプトの基本構成要素
メインサブジェクト(主要被写体)
画像の中心となる人物やオブジェクトを最初に指定します。「1girl」「cat」「landscape」など、何を描きたいかを明確に示します。
例:
– 人物:1girl, young woman, elderly man
– 動物:cat, dog, dragon
– 物体:car, building, flower
外見・特徴の詳細
主要被写体の具体的な特徴を記述します。人物なら髪色、目の色、体型、表情など、動物なら毛色や大きさ、物体なら色や形状を指定します。
例:
– 髪:long hair, short hair, blonde hair, black hair
– 目:blue eyes, green eyes, big eyes
– 表情:smiling, serious, surprised
服装・アクセサリー
キャラクターの服装や身に着けているアイテムを詳しく記述します。ファッションスタイルや色、質感まで指定することで、よりリアリティのある画像が生成されます。
例:
– 服装:white dress, school uniform, casual clothes
– アクセサリー:earrings, necklace, hat
– 靴:high heels, sneakers, boots
ポーズ・動作
被写体がどのような姿勢や動作をしているかを指定します。静的なポーズから動的なアクションまで、幅広い表現が可能です。
例:
– 基本ポーズ:standing, sitting, lying down
– 手の動作:hands on hips, waving, pointing
– 全身動作:running, dancing, jumping
背景・環境
シーンの背景や環境設定を記述します。屋内外の区別、時間帯、天候、場所の特徴などを詳しく指定することで、作品の世界観を構築します。
例:
– 場所:beach, forest, city street, bedroom
– 時間:sunset, night, morning
– 天候:sunny, cloudy, raining
アートスタイル・画風
どのような画風で描きたいかを指定します。アニメ調、リアル調、特定のアーティストの画風など、作品の印象を大きく左右する重要な要素です。
例:
– スタイル:anime style, realistic, cartoon
– 技法:oil painting, watercolor, digital art
– 品質:masterpiece, high quality, detailed
実践的なプロンプトテンプレート
基本テンプレート
[メインサブジェクト], [外見特徴], [服装], [ポーズ], [背景], [スタイル], [品質指定]
キャラクター特化テンプレート
人物イラスト用:
1girl, [年齢層] [髪の特徴], [目の特徴], [表情], [服装詳細], [ポーズ], [背景設定], [ライティング], [アートスタイル], masterpiece, high quality
例文:
1girl, young woman, long blonde hair, blue eyes, gentle smile, white summer dress, standing pose, flower garden background, soft lighting, anime style, masterpiece, high quality
風景画テンプレート
風景イラスト用:
[風景タイプ], [時間帯], [天候], [色調], [特徴的要素], [視点], [スタイル], [品質指定]
例文:
mountain landscape, sunset, clear sky, warm colors, snow-capped peaks, wide angle view, realistic style, highly detailed, masterpiece
ファンタジー特化テンプレート
ファンタジー作品用:
[キャラクタータイプ], [ファンタジー要素], [魔法・能力], [装備], [ファンタジー背景], [雰囲気], [スタイル]
例文:
elf warrior, pointed ears, magical aura, silver armor, enchanted sword, mystical forest, ethereal atmosphere, fantasy art style, detailed
品質向上のためのテクニック
ネガティブプロンプトの活用
不要な要素を排除するために、ネガティブプロンプト(除外指定)を使用します。「low quality」「blurry」「distorted」など、避けたい特徴を明記することで、より洗練された結果を得られます。
重み付け機能の利用
多くのAIツールでは、特定の要素に重み付けを行う機能があります。「(beautiful:1.2)」のように数値で強調度を調整し、理想的なバランスを見つけましょう。
参考画像との組み合わせ
テキストプロンプトと参考画像を組み合わせることで、より具体的で一貫性のある結果を得られます。特に構図や色調の指定に効果的です。

よくある失敗とその対策
曖昧な表現の回避
「かっこいい」「美しい」などの主観的な表現は避け、具体的な特徴を記述します。「muscular build, sharp jawline」「symmetrical features, glowing skin」のように客観的に表現しましょう。
矛盾する指定の排除
「realistic anime style」のように相反する指定は避けます。一貫性のあるスタイル指定を心がけることで、より自然な結果を得られます。
適切な情報量の調整
情報過多も問題です。重要な要素に絞り込み、シンプルで明確なプロンプト構成を目指しましょう。
プロンプト改善のワークフロー
1. 基本版の作成
最初はシンプルなプロンプトから始めます。主要な要素のみを含む基本版を作成し、AIの反応を確認します。
2. 段階的な詳細化
基本版の結果を見て、不足している要素や改善したい点を特定します。一度に多くの要素を追加せず、段階的に詳細化していきます。
3. 反復的な調整
生成結果を確認しながら、プロンプトを微調整します。同じ設定で複数回生成し、一貫性のある結果が得られるかを確認しましょう。

まとめ
効果的なAIイラスト制作には、構造化されたプロンプト作成が不可欠です。本記事で紹介した基本原則とテンプレートを活用することで、初心者でも質の高いイラストを生成できるようになります。
重要なのは、具体的で明確な指示を与え、段階的に改善を重ねることです。最初は思うような結果が得られなくても、継続的な実践により確実にスキルは向上します。
プロンプト作成は創作活動の一部として楽しみながら、自分なりの表現方法を見つけていきましょう。AIという強力なツールを味方につけて、理想のイラスト制作を実現してください。
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