Stable Diffusionを使用していてCドライブの容量不足に困っていませんか?モデルファイルやキャッシュが原因で発生する容量問題の解決策を詳しく解説します。移動方法から設定変更まで、初心者でも簡単にできる5つの対策法をステップバイステップでご紹介。この記事を読めば、容量を気にせずに画像生成を楽しめるようになります。
Stable Diffusionでよくある容量不足の問題
Stable Diffusionを使い始めてしばらく経つと、多くのユーザーが直面するのがCドライブの容量不足です。「画像生成中に突然エラーが出た」「パソコンの動作が重くなった」という経験はありませんか?
これらの問題の主な原因は以下の通りです:
- 大容量のモデルファイル(.ckptや.safetensorsファイル)の蓄積
- 生成された画像の保存による容量圧迫
- キャッシュファイルの肥大化
- 一時ファイルの蓄積
- バックアップファイルの自動保存
特に、最新の高品質モデルは1つあたり2GB〜7GBもの容量を占めるため、複数のモデルをダウンロードするとあっという間に数十GBの容量を消費してしまいます。

対策前にまず確認したいポイント
対策を実行する前に、現在の容量状況を正確に把握しましょう。
現在の容量使用状況をチェック
1. Windowsキー + Eでエクスプローラーを開く
2. 「PC」をクリック
3. Cドライブを右クリック → 「プロパティ」を選択
4. 使用領域と空き領域を確認
推奨される空き容量は、Cドライブ全体の20%以上です。これを下回ると、システムの動作が不安定になる可能性があります。
Stable Diffusionの主要フォルダの場所
一般的な設置場所は以下の通りです:
- AUTOMATIC1111版:C:\stable-diffusion-webui
- ComfyUI版:C:\ComfyUI
- モデルファイル:models\Stable-diffusion フォルダ内
- 生成画像:outputs フォルダ内
- 拡張機能:extensions フォルダ内
対策1:モデルファイルを別ドライブに移動する
最も効果的な対策は、容量を大きく占めるモデルファイルを別ドライブ(DドライブやEドライブ)に移動することです。
ステップバイステップの移動手順
事前準備
1. Stable Diffusionを完全に終了する
2. 移動先ドライブ(例:Dドライブ)に十分な空き容量があることを確認
移動作業
1. エクスプローラーでStable Diffusionのインストールフォルダを開く
2. 「models」フォルダを右クリック → 「切り取り」
3. 移動先ドライブ(例:D:\AI\stable-diffusion-models)に「貼り付け」
4. 移動が完了するまで待機(数分〜数十分かかる場合があります)
設定の変更
1. Stable Diffusionの設定ファイル(webui-user.bat)をテキストエディタで開く
2. 以下の行を追加:
set COMMANDLINE_ARGS=–ckpt-dir “D:\AI\stable-diffusion-models\Stable-diffusion”
3. ファイルを保存
この方法で、通常10GB〜50GB程度の容量を節約できます。

対策2:出力画像の保存先を変更する
生成された画像も積み重なると大きな容量を占めます。これらも別ドライブに保存するよう設定しましょう。
出力先変更の手順
AUTOMATIC1111の場合
1. webui-user.batファイルを編集
2. COMMANDLINE_ARGSに以下を追加:
–outdir-samples “D:\AI\outputs\samples” –outdir-grids “D:\AI\outputs\grids”
Web UIの設定画面から変更する場合
1. Stable Diffusionを起動
2. 「Settings」タブをクリック
3. 「Paths for saving」セクションを探す
4. 「Output directory for images」に新しいパス(例:D:\AI\outputs)を入力
5. 「Apply settings」をクリック
6. 設定を保存
対策3:キャッシュと一時ファイルのクリーンアップ
Stable Diffusionは動作中に様々なキャッシュファイルを生成します。これらを定期的にクリーンアップすることで容量を確保できます。
クリーンアップの手順
安全にクリーンアップできるフォルダ
- outputs\txt2img-grids(グリッド画像)
- outputs\txt2img-images(生成画像、必要なものは別途バックアップ)
- cache フォルダ(存在する場合)
- tmp フォルダ(存在する場合)
注意すべきフォルダ
- models フォルダ(削除すると再ダウンロードが必要)
- extensions フォルダ(拡張機能の設定が失われる)
- config.json(設定ファイル)
自動クリーンアップの設定
定期的なクリーンアップを自動化するために、以下の設定を追加できます:
1. webui-user.batに以下を追加:
set COMMANDLINE_ARGS=%COMMANDLINE_ARGS% –temp-dir “D:\AI\temp”
2. Windows のタスクスケジューラーを使用して週1回の自動削除を設定

対策4:不要なモデルファイルの整理
時間が経つと、使わなくなったモデルファイルが蓄積されます。これらを整理することで大幅な容量削減が可能です。
モデルファイルの整理手順
使用頻度の確認
1. Stable Diffusionの「Settings」→「Extra Networks」を確認
2. 最近使用したモデルの履歴を確認
3. 3ヶ月以上使用していないモデルをリストアップ
安全な削除方法
1. 削除予定のモデルを一時的に別フォルダに移動
2. 1週間程度使用して問題がないか確認
3. 問題なければ完全に削除
モデル管理のコツ
- 用途別にフォルダを分ける(アニメ用、実写用など)
- ファイル名に日付を付けて管理
- 使用頻度をメモやファイル名で記録
- 定期的に見直しを行う
対策5:システムレベルでの容量最適化
Stable Diffusion以外の部分でも容量を最適化することで、全体的な改善を図れます。
Windows標準のクリーンアップ機能
ディスククリーンアップの実行
1. スタートメニューで「ディスククリーンアップ」と入力
2. Cドライブを選択して実行
3. 「一時ファイル」「ログファイル」「縮小表示」にチェック
4. 「OK」をクリックして削除
ストレージセンサーの設定
1. 設定 → システム → 記憶域
2. 「ストレージセンサー」をオンにする
3. 自動クリーンアップの頻度を設定
仮想メモリの設定変更
仮想メモリ(ページファイル)を別ドライブに移動することで、Cドライブの容量を節約できます:
1. コントロールパネル → システム → システムの詳細設定
2. 「詳細設定」タブ → パフォーマンスの「設定」
3. 「詳細設定」タブ → 仮想メモリの「変更」
4. Cドライブを「ページングファイルなし」に設定
5. 別ドライブに「システム管理サイズ」で設定

トラブルシューティング:よくある問題と解決法
移動後にモデルが認識されない
症状:モデルを移動したが、Stable Diffusionで表示されない
解決法:
- パスの設定を再確認(スペースや日本語文字が含まれていないか)
- Stable Diffusionを完全に再起動
- 設定ファイルの文法エラーをチェック
画像生成速度が遅くなった
症状:ファイルを移動後、生成速度が著しく低下
解決法:
- 移動先ドライブがSSDかHDDかを確認(SSD推奨)
- ウイルススキャンの除外設定に移動先フォルダを追加
- 十分な空き容量があることを確認
設定が反映されない
症状:設定を変更したが、変更が適用されない
解決法:
- 設定ファイルの権限を確認
- 管理者権限でStable Diffusionを実行
- ウイルス対策ソフトによるブロックを確認
容量管理のベストプラクティス
長期的に安定してStable Diffusionを使用するための管理方法をご紹介します。
定期メンテナンスのスケジュール
毎週
- 不要な生成画像の削除
- 一時フォルダのクリーンアップ
毎月
- 使用していないモデルの整理
- 容量使用状況の確認
- バックアップの実行
3ヶ月毎
- 全体的なフォルダ構成の見直し
- 新しいモデル管理方法の検討
容量監視ツールの活用
容量変化を自動で監視するツールの使用を推奨します:
- WinDirStat:フォルダ別の容量使用量を視覚化
- TreeSize:リアルタイムでの容量変化監視
- CCleaner:自動クリーンアップ機能
まとめ
Cドライブの容量不足は、Stable Diffusionを使用する上でよくある問題ですが、適切な対策により解決可能です。
重要なポイントの再確認:
- モデルファイルの別ドライブ移動が最も効果的
- 出力先の変更で継続的な容量圧迫を防止
- 定期的なクリーンアップで健全な状態を維持
- 不要ファイルの整理で大幅な容量削減が可能
- システム全体の最適化で根本的な改善を実現
これらの対策を実行することで、容量を気にすることなくStable Diffusionでの画像生成を楽しめるようになります。重要なのは、問題が発生してから対処するのではなく、予防的にメンテナンスを行うことです。
次のステップとして、自動バックアップシステムの構築や、クラウドストレージとの連携も検討してみてください。
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